公開日:2024/02/20 最終更新日:2024/08/27

JVNVU#99444194
エレコム製無線LANルーターにおけるOSコマンドインジェクションの脆弱性

概要

エレコム株式会社が提供する複数の無線LANルーターには、OSコマンドインジェクションの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • WRC-1167GS2-B v1.67およびそれ以前のバージョン
  • WRC-1167GS2H-B v1.67およびそれ以前のバージョン
  • WRC-2533GS2-B v1.62およびそれ以前のバージョン
  • WRC-2533GS2-W v1.62およびそれ以前のバージョン
  • WRC-2533GS2V-B v1.62およびそれ以前のバージョン
  • WRC-2533GST2 v1.30およびそれ以前のバージョン
  • WRC-X3200GST3-B v1.25およびそれ以前のバージョン
  • WRC-G01-W v1.24およびそれ以前のバージョン
  • WMC-X1800GST-B v1.41およびそれ以前のバージョン
WMC-X1800GST-Bは、同社が販売するe-Meshスターターキット「WMC-2LX-B」にも含まれます。

詳細情報

エレコム株式会社が提供する複数の無線LANルーターには、OSコマンドインジェクション (CWE-78) の脆弱性が存在します。

想定される影響

当該製品にログインしたユーザから細工されたリクエストを送信された場合、任意のOSコマンドを実行される可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版へアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
エレコム株式会社 該当製品あり 2024/08/20 エレコム株式会社 の告知ページ

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
基本値: 6.8
攻撃元区分(AV) 物理 (P) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 低 (L)
必要な特権レベル(PR) 高 (H) 低 (L) 不要 (N)
ユーザ関与レベル(UI) 要 (R) 不要 (N)
スコープ(S) 変更なし (U) 変更あり (C)
機密性への影響(C) なし (N) 低 (L) 高 (H)
完全性への影響(I) なし (N) 低 (L) 高 (H)
可用性への影響(A) なし (N) 低 (L) 高 (H)
CVSS v2 AV:A/AC:L/Au:S/C:P/I:P/A:P
基本値: 5.2
攻撃元区分(AV) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 中 (M) 低 (L)
攻撃前の認証要否(Au) 複数 (M) 単一 (S) 不要 (N)
機密性への影響(C) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
完全性への影響(I) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
可用性への影響(A) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)

謝辞

この脆弱性情報は、下記の方が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社ゼロゼロワン 早川 宙也 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2024-25579
JVN iPedia

更新履歴

2024/03/26
エレコム株式会社のベンダステータスが更新されました
2024/03/26
[影響を受けるシステム]を更新しました
2024/05/28
エレコム株式会社のベンダステータスが更新されました
2024/05/28
[タイトル]、[影響を受けるシステム]を更新しました
2024/08/27
エレコム株式会社のベンダステータスが更新されました
2024/08/27
[影響を受けるシステム]を更新しました