公開日:2021/01/14 最終更新日:2021/01/14

JVNVU#99904867
ウイルスバスタービジネスセキュリティシリーズにおける複数の脆弱性

概要

ウイルスバスタービジネスセキュリティシリーズには、複数の脆弱性があります。

影響を受けるシステム

CVE-2020-24563, CVE-2020-24564, CVE-2020-24565, CVE-2020-25770, CVE-2020-25771, CVE-2020-25772, CVE-2020-28574

  • ウイルスバスタービジネスセキュリティ 9.5 および 10.0 SP1

CVE-2020-24563, CVE-2020-24564, CVE-2020-24565, CVE-2020-25770, CVE-2020-25771, CVE-2020-25772
  • ウイルスバスタービジネスセキュリティサービス 6.7

詳細情報

ウイルスバスタービジネスセキュリティシリーズには、次の複数の脆弱性があります。

  • 認証バイパス (CWE-287) - CVE-2020-24563
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 7.8
    CVSS v2 AV:L/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P 基本値: 4.6
  • 境界外読み取り (CWE-125) - CVE-2020-24564, CVE-2020-24565, CVE-2020-25770, CVE-2020-25771, CVE-2020-25772
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:L/UI:R/S:U/C:N/I:L/A:H 基本値: 5.6
    CVSS v2 AV:L/AC:L/Au:S/C:P/I:P/A:P 基本値: 4.3
  • パストラバーサル (CWE-22) - CVE-2020-28574
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H 基本値: 10.0
    CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P 基本値: 7.5

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • ローカルの第三者によって、エージェントのアンロードオプションのプロセスを操作されることにより権限昇格されたり、コード実行されたりする - CVE-2020-24563
  • エージェントがインストールされた環境で、管理者権限を持たない第三者によって機微な情報が窃取される - CVE-2020-24564, CVE-2020-24565, CVE-2020-25770, CVE-2020-25771, CVE-2020-25772
  • 遠隔の第三者が認証を回避し、管理サーバ上の任意のファイルを変更や削除される - CVE-2020-28574

対策方法

パッチを適用する - ウイルスバスタービジネスセキュリティ 10.0 SP1
開発者が提供する情報をもとに、パッチを適用してください。
開発者は、本脆弱性の対策として次のパッチをリリースしています。

  • ウイルスバスタービジネスセキュリティ 10.0 SP1 Patch 2260以降

アップグレードする - ウイルスバスタービジネスセキュリティ 9.5
開発者が提供する情報をもとに、ウイルスバスタービジネスセキュリティ 10.0 SP1 Patch 2260以降 にアップグレードしてください。

なお、ウイルスバスタービジネスセキュリティサービスは2020年8月15日のメンテナンスで修正されています。

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2020-24563
CVE-2020-24564
CVE-2020-24565
CVE-2020-25770
CVE-2020-25771
CVE-2020-25772
CVE-2020-28574
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